2020.04.27 10:10 pm - 日々のあはひ / 松尾敢太郎

只今の劇団あはひは、孤高のブロガー・古館里奈様おひとりの毎週更新によって、この大変な状況下での活動をお伝えしている状態です。ブログはなんてことないコンテンツかもしれませんが、こういう事態では、情報を記録・共有したり、安否を確認したりできる一つのツールとして大事なんですね。という訳で僕もブログ書きます~。劇団あはひは今のところ全員無事でございます。

 

 

こんにちは。月曜日の松尾です。

ずっと家で過ごしていると、どうしても暇な時間に嫌気がさしてきますよね。何か、何か新しいことをしたい。同居している弟は、ネットで1000ピースのパズルを買っていました。

彼曰く、あとは空の景色を埋めるのみとなった時点で、大量に残ったピースが全て同じ色であることに気づいたため、人間の力ではこれ以上無理だと判断し、完成を諦めたそうです。

 

空を飛ぶパズーとシータが不憫でなりません

 

それはそうと先週から日曜劇場『JIN―仁―』が再放送されていますね。シーズン1のコロリ(コレラ)流行編は今だからこそ僕らに問いかけるものがありました。

特に面白かった、というか、今だから響いたのは、江戸の町民が、なんとまあ聞き分けの良いこと良いこと。未来からやってきた仁が「コロリ菌は生の野菜や衣服、排せつ物に付着しています」と群衆に説明すると、

「食事の際は火を通せばいいのね!」「持っている着物は焼いて灰を地面に埋めましょう!」

と互いに呼びかけあい、即座にコロリに立ち向かっていきます。このありえない速さの対応、そして危機感、現代の江戸の民も見習いたいものですね。

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関係ないですが、今観ると『JIN―仁―』って日本史を知っていたらもっと胸アツなドラマだったのだなあと思いました。本作で最も活躍したものと言えば、「ペニシリン」という抗生物質。仁が歴史の流れを大無視して、第二次世界大戦でやっと実用化に至るはずのペニシリンを幕末の江戸で青カビから作っちゃうという。第7話ではその製造所が何者かの手によって焼き払われる事件が起きてしまいます。

拠点を失い困り果てた仁を救ったのは、なんと今も現存するあのヤマサ醤油で、仁に資金協力したヤマサ7代目当主・濱口梧陵は、当時実際に医学の発展に莫大な投資をした実業家だったんです。しかもこの場面も、焼失した種痘所再建のために300両寄付したという濱口のガチ逸話をもとにしていると考えると、このドラマ相当うまいこと話ができていますね。ほんでまたこの『JIN-仁-』の濱口梧陵と本物の濱口梧陵が超そっくりなんですわ顔が。フィクションとノンフィクションが交錯する感じ。日本史を調べれば調べるほど面白かったです。AmazonPrimeでも観られるそうなので、皆さんもぜひご視聴してみてはいかがでしょうか。

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「劇団あはひ」は早稲田の演劇プロデュース集団です。
主宰: 大塚健太郎・松尾敢太郎。
次回『短編_傘』11/3-4(早稲田祭公演)。

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