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来週はプレイベントです(松尾)

来たる一週間後の12月9日㈪は、ついに、第四回公演『どさくさ』のプレイベント―『粗忽長屋』を読み解く―です。

落語立川流の立川志のぽんさん漫才コンビ米粒写経のサンキュータツオさんをお招きし、大塚、松尾も含める4人で、落語“粗忽長屋”に迫っていきます。志のぽんさんに粗忽長屋を一席演じていただいた後、日本語学を専門とする日本で唯一の“学者芸人”サンキュータツオさんのお力も借りて、さらに粗忽長屋を深めていこう、という豪華で贅沢な企画です。
ご予約はこちらから。このイベントに参加すれば、『どさくさ』をさらに楽しめること間違いなしです。皆様、早稲田小劇場どらま館でお待ちしております。

 

 

こんにちは、松尾です。
いやあ、楽しみですね、プレイベント。個人的には、粗忽長屋を生で見られるのがすごい楽しみです。映像では見漁っていたものの、恥ずかしながら本物をまだ見たことがなかったものですから…。

さて、稽古の方もですね、順調と言えるかどうかはわかりませんが、みんなであーでもこーでもないと話し合いながら良い空気感で進んでいます。一方で、休憩中はというと…

例えば、東くんが「ねね、一緒にウーバーイーツやらない?」とか「ねね、ベビーシッター興味ない?」とか、最近やたら斡旋してくるんですね。まあ誰もやらないんですけどね。彼だけがノリノリなんです。もうほぼほぼ両津勘吉。愛くるしいやつです。

 

あまりにも邪気が見当たらない東

 

それから、同じ話題をバカみたいに繰り返していますね。その代表が「あれ古館さん、また小さくなった?」。もう劇団結成から何回こすってるんだろうこれ。この前改めて写真撮ったんですけどね。小さすぎない?最近は僕の膝の上でポテチ食ったりして。身長いじられると彼女すごい元気になるんです。もうほぼほぼ従妹の子ども。愛くるしいやつです。

 

視界に入れてもらえない古館

 

そんなわけで、次回の愛くるしいやつらは誰なのでしょう。それでは。

唐辛子

お得な特典付きチケット(松尾)

そういえば、先月誕生日を迎えて、21歳になってしまいました。誕生日当日は稽古だったので、劇団員に「今日誕生日なんだ」と伝えると

唐辛子の苗を、買わされました。

信じられん。まずおれが払うって何?意味がわからん。

とか言いつつ、それから丹精込めて毎日水をあげ続けました。すると、一か月後、ついに僕の可愛い可愛い唐辛子ちゃんたちが食べごろを迎えたので、念願のペペロンチーノを作りました。味はめちゃめちゃ普通でした。

鑑賞用でもあるのでこのサイズです

こんにちは。松尾です。

第四回公演『どさくさ』のチケットは、劇団HPチケットぴあ、本多劇場窓口でお買い求めできます。もちろん15日に先行販売を始めたカンフェティでも購入できますよ。お早めにお申し込みください!

さて、今回、劇団あはひは、主に一般のお客様向けに特典付きチケットをご用意させていただきました。通常料金より少し高い代わりに、本編を楽しんでいただくだけでなく、パンフレットやグッズなど、様々な豪華特典がもらえます。

パターンは二つです。こんな感じ。

どうですか?実は劇団員から見ても結構お得なんです。
もちろん、グッズやパンフレットは単体でもロビーで買えちゃいますが、例えば、稽古見学や次回公演ご招待は、このチケットを買わないと得られない特典ですよね。

しかし、中には1万円もするチケットもあるし、なかなか手を出しにくいものなはずなんですが、販売開始からわずか1時間でなんと1枚売れたんです。びっくりしました。しかも我々の関係者ではなく、一般のお客様が買ってくださったみたいで…。ありがたいですほんとに。

そんなわけで今日のブログは、一般発売開始からいまだ影の薄い特典付きチケットの紹介でした。しかしまあ、なんやかんや言うても、私たち劇団あはひは、お客様に足を運んでいただき公演を見届けてもらうだけで、舞台と皆様の「あわい」にお金で買えない何かを見つけて帰っていただけるだけで、それはそれは幸せなのです。

その上でもっと公演を楽しみたい、もっと劇団あはひのことを知りたい、そんな方がいらっしゃれば、お得な特典付きチケットは劇団のHPからお買い求めできますので、ぜひ!

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僕たちが劇団あはひの共同主宰です(松尾)

こんにちは、松尾です。

髪をね、切りました。実にほぼ3か月ぶり。さっぱりしました。

はい、かわいい。稽古場で話題の的となること間違いなしだ。
そう思った僕は誰よりも早く稽古場に行きました。
そしたらですね

大塚くんも切っていました。(分かりにくいけど)
おい被るなよ。散髪のタイミングが一緒ってどういうことよ。

あとまあ、かわいいと言いつつも、この写真は2人ともちょっとだけブスですね。

 

とにかく、僕と彼ってよく被るんですよ。
話し出すタイミングとか、トイレ行くタイミングとか、なんかそういう次元じゃないところが被るので、たまに怖くなります。

↓これは昨年の12月、劇団で読書会をやった時の写真です。

まるでシャイニングですよ。
ちなみに、この時目をつむったタイミングも被ったために2人とも同じ顔をしてしまっています。

 

思えば、僕らの出会いは2017年4月7日。
新生活に胸を膨らませる松尾少年と大塚少年は、大学に入学して初めて受ける講義で席が隣同士になったのでした。

いつか、引っ越しのタイミングが被って、蓋開けてみたらお隣さんでした、なんてこともありえるんだろうか…?それだけは本当に勘弁してほしいです。

水谷彩恵

一泊二日の福島遠征(松尾)

メンバー7人で毎日更新していくことになった劇団あはひのブログ。
ここから毎日アップされていく、はず、です。

自分で言うのもなんですが。いやあ。続かないんだろうな。これ。

次、制作の小名くんなんですけどね、あいつたぶんもう忘れてるもんな、自分の番。
昨日の稽古も来なかったもんな。ほんと、愛すべき男です。

小名くん(写真中央)

こんにちは。月曜日担当の松尾です。昨日のブログで大塚に丸投げされたので、報告したいと思います。11月1日、2日と、早稲田大学教授の水谷八也先生が主催する福島遠征に行ってきました。

水谷先生は、劇団の旗揚げから公演を観てくださっていて、第二回公演『流れる』第三回公演『ソネット』では、アフタートークに来ていただきました。お会いするたびに激励のお言葉をくださる、あはひの良き理解者、と言えるでしょう。

そんな水谷先生のお誘いで福島に行ってきたわけなのですが、

1日目は、南相馬市にあるLa MaMa ODAKAにて上演された青春五月党『ある晴れた日に』を観ました。「現在」と「過去」が2つの部屋、2人の男として表され、1人の女性が部屋を行き来することで物語が展開していきます。場面転換はとても緩やかで、彼女の中では常に1つの時間が流れているようなお芝居でした。そう、あはひの第三回公演『ソネット』のような「時間」がテーマの一つに据えられた作品でした。

そして、2日目は、海に行ったり、おいしいものを食べたり、温泉に入ったりしてのんびり過ごしましたとさ。おしまいおしまい。

 

いやいや。これじゃ、ほとんど、慰安旅行です。レクリエーションです。違います。しっかりお仕事しました。

行き帰りの車中、そして、宿で、なんと朝の4時まで、「対談企画 水谷先生×劇団あはひ」の収録をしていたのです。次回公演『どさくさ』のパンフレットに掲載予定なので、楽しみにお待ちください。チケット予約開始は11月15日(金)21時を予定しています。何卒よろしくお願いいたします。それでは!

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『ソネット』稽古場レポート第2回目(松尾)

前回の稽古場レポートの最後ね、いやいや、違うんですよ。僕は何も麻雀や将棋を悪いことだと思って「あはひは終わりだ」と嘆いているわけじゃないんです。仮に賭け事に発展したって、すりゃいいと思っております。ただこの人たちは、ゲームにとんでもない集中力を注いでいるあまりに周りへの注意が散漫になっているんですよ。事故にあっても知らないよ?まったくもう。しかしまあ、ブログでいくら言ってもしょうがないですね。劇団あはひから「歩きスマホ」を撲滅するため、これからも僕は闘い続けます。

大昔のSMAPのソフトバンクのCMみたいですね

…とまあこういうかっこいいこと言ってみたいですが、このブログ書きながら気づきました。
彼らの「歩きスマホ」を激写しているのは僕なので結局僕も前見て歩いていませんでした。なんなら撮るのに必死でカニ歩きでしたから。僕が一番危なかったです。人のことなんて言えたもんじゃありません。盲点でした。お恥ずかしい。

 

こんにちは、松尾です。僕たち劇団あはひは今後一切歩きながらスマホをいじらないことをここに誓います。
さて、前回同様、このブログは我々の第3回公演『ソネット』の稽古場の様子をお送りする稽古場レポートです。といっても今回は割と淡々と稽古が進んだので、わざわざ書くことはあまり無いかもしれません。

という訳で、ネタバレになるのかならないのか際どいところを突いた写真を公開。

何やら食べていますね。舞台上で飲み食いするのは本当に難しいですね。いつ口に運ぶか、いつ食べ終えるかとかを計算しながら食べないと淀みなく台詞を回せませんし、そんなことに気を取られていると肝心の演技なんてできやしません。なんて大変な脚本があがっちまったんだ。一体どんなお芝居になるんでしょう。気になった方はぜひこちらから公演の詳細をのぞいてみてください。そして、何卒予約してください。宜しくお願い致します。

死ぬほど余談ですが、食べると言えば、旗揚げ公演『どさくさ』のこの場面。

いい顔してますね

一味を大量にまぶした焼きそばを岡田(東岳澄)が食べるシーンですね。『どさくさ』も来年2月の本多劇場での公演に向けて、着々と準備を進めております。こちらもぜひお越しくださいね。それでは。

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3日間のワークショップ報告(松尾)

劇団あはひ第3回公演『ソネット』、予約はこちらより絶賛受付中でございます。
皆様、東京と岐阜でお待ちしております!何卒よろしくお願いします。

東京公演のかっこいいチラシ

美濃加茂公演のかっこいいチラシ

さて、劇団あはひにはあまりお金がありません。学生劇団ですから。
それ故、何かにつけてペナルティを課しては、劇団員からお金を巻きあげているんです。
このブログにも、「前回の更新から1週間が過ぎたら1日経つごとに100円劇団に寄付」という重箱の隅をつつくような罰が設けてあります。

ここまで書いて、現在、7月28日(日)16時32分。
僕はいま、今日までの学期末レポートと、今日までのブログ、どっちを先に終わらせるか、世界規模で見ればくそしょうもない葛藤に悩まされています。しかし、おそらく数百円の罰金は免れないでしょう。ブログ恐るべし。

まあでもこの企画でうちの大塚が過去にブログを1か月滞納して3000円寄付するという大失態を犯していることを思い出せば、数百円なんてまあかすり傷です。それに、結果的に劇団が潤うので、なんというか、うん、制作諸君、2人の主宰に感謝したまえ。

そもそも、このルールの言い出しっぺおれだしさ。自分のネタでお金払ってるんだから。逆によくやるなと思って許してよ。

『ソネット』よろしくお願いします!

こんにちは。前置きが長い松尾です。ここから本題です。

ついこの間、役者3人と大塚で、3日間通しのワークショップをめちゃ真剣に受けてまいりました。参加したのは、僕たちがいつもお世話になっている早稲田小劇場どらま館主催のワークショップです。その名も『体を観察していろいろな立ち方を見つける』。講師は、ダンサー・振付師としてご活躍されている手塚夏子さんという方でした。

今回のブログはその簡単な報告と発見の紹介です。

あるワークで、手塚さんはおもむろにペットボトルをご自身の眼前に置きました。5秒ほど間があったでしょうか。突然、手塚さんの手足が四方八方にくねくねと動いたではありませんか。それも突発的に、手塚さんの意思とは裏腹かのように、ほんと、はじけるみたいに動いたんです。この時、手塚さんは、ペットボトルを「取る」と「取らない」を同時に意識したといいます。すると、結果として、全く違う動きが生まれてしまった。僕らもやってみました。全然できませんでした。苦戦している僕たちに手塚さんはこうアドバイスをくださいました。「目的意識をゼロにすること」、「結果を期待しないこと」と。手塚さんはそうすることで生まれる自分でも意図しない動きをひたすら観察して作品にしているそうです。

手塚さんのこの助言は個人的にものすごくびびっと来ました。というのも、以前、古武術家の甲野善紀先生による「古武術×演技」のワークショップこちらのブログ参照)を受けた時にも全く同じことを言われたからです。つまり、振り下ろされる剣を避けようとする意識=避けるという結果を期待してしまう意識を排して、「避けない」自分を完全にでっちあげることで、剣が近づくと自動的に「避ける」自分が発動するというあれです。ここで大事なのもやはり避けるという「目的意識」を排除することでした。

やろうとしている当の行為は、直接には、また完全には実現できない」(制作・小名のブログより)

たしかに。では、演技にも同じことが言えるのでしょうか。

僕たち俳優は台本を何回も読んでその中身をすべて理解しています。決定された台詞や流れに基づいて、ついつい「こう見せたい」「こうあるべきだ」といった目的意識を抱えて演技してしまうものだと思います。しかし、まさにこの、「役になろうとする」、「役の気持ちを代弁しようとする」といった俳優の思惑みたいなものの表出がいかにノイジーで鑑賞の妨げになるか、ってことは僕でもよく分かります。だからこそ、そういった余計な意識を取り除こうとする。「役になろうとする」のをやろうとしなければいいんです。ただ、これも意識しすぎるともはや目的意識となりうるんですよね。結局、俳優は色んな目的意識から逃れられません。「やろうとしない」をやろうとするなんて…めちゃくちゃですね。

本番まであと1か月弱。良い演技…そんなものあるんですかね。結局、本当に、演技なんてどう見えるかがすべてなんでしょうか。誰か教えてください。

そんなことを考えた3日間でした。手塚さん、甲野先生、思わぬところで僕の中で出会ったお二人でした。貴重な経験をどうもありがとうございました。

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ワークショップの報告(松尾)

劇団の総務・高本彩恵はゲームが死ぬほど下手くそです。

ちゃんと操作を説明したのに、

腕をねじりながらリモコンを縦横無尽に振り回すという見たことない動きをこれでもかとおこなった後、

「もうなんで動いてくれないの

いやいや、何度言わせる。そんなギミックは無いんだってば。

そしてしばらく続けてると、ありえない互換性でゲームと連動し始めて、「いたい」とか「ひぃやああ」とか叫びながらテレビの前でのたうちまわっちゃう始末でした。

もう。なんなの、君は。躍動しすぎだよ。おとなしすぎる普段とギャップがつきすぎだよ。

高本にはいつかこのブログでゲーム日記を連載してもらいます。彩恵、約束ね。

 

ゲームに遊ばれている高本

こんにちは。松尾です。前書きが長すぎました。僕の文才の無さです。ごめんなさい。

さて、1ヶ月くらい前、劇団あはひは、大学の演劇サークルが合同で実施する新歓企画に呼んでいただき、新入生に向けたワークショップを実施しました。

会場は、劇団あはひの全公演をやらせていただいている早稲田小劇場どらま館です。劇場の、しかも舞台上でワークショップをやらせていただくという何とも貴重な経験をさせていただきました。

僕は団体の代表として参加者の皆さんと約1時間を過ごしました。

 

ワークショップの様子①

 

内容は『戯曲の一部を、「演出家」と「役者」を決めて実際に舞台に立ち上げてみよう』みたいな感じ。

 

実演の様子①

 

そして、一通り終わったら、グループに分かれて、

今度は「演出家」と「役者」を交換して創作に挑んでもらいました。

選んだ作品は、かなり抽象性の高い戯曲だったので、グループごとの解釈に合わせて目まぐるしく姿形を変えていきました。

 

実演の様子②

 

結成して間もない劇団あはひから新入生に教えられるようなことは何一つないと思っていたので、参加者の多様な感性に委ねる形をとってみると、案外楽しくて1時間はあっという間でした。こっちである程度予想していた流れも軽々と裏切られたし、新しい発見が色々とありました。参加者の皆さん、拙いワークショップに付き合ってくれてありがとうございました。

 

実演の様子③

 

このようにですね、僕にとっても参加者の皆さんにとってもきっと実りあるものになったであろうワークショップだったのですが、

おい、劇団員たちよ、なぜ来なかった。主宰が頑張ってるのよ。総員たった7人なんだから全員で旗持って来なさいよ。高本だけだよ、いてくれたの。

これね、ワークショップ直前まで全員で定期ミーティングをしてたんですよ。で、時間になったから、そろそろワークショップへ向かおうって言ったら、急にみんな帰るんだから。もう示し合わせたみたいにきれいに僕だけ置き去りにされちゃって。根に持ってやる。次のワークショップは全員でやるからな。覚えとけ。

 

腹いせに変な顔してる東の写真載せます

 

さて、そんなこんなであはひの今後についてですが、下北沢本多劇場での公演(来年2月)の前にいくつかイベンドがございます。まだオフレコらしいので詳細はまた追ってお知らせいたします。それでは。

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主宰インタビュー  ––『流れる』に寄せて

3月28日(木)〜4月1日(月)の『流れる』では、劇団名でもある「あわい(間)」がひとつのキーとなっています。
劇団あはひの主宰・大塚健太郎と松尾敢太郎が「あわい」をどのように捉え、作品を作っているのか、インタビューを行いました。

(聞き手・構成:冨田粥)

 

–まずは劇団結成時のことについて伺ってもいいですか?

大塚:劇団を結成したのは、松尾から誘われたのがきっかけです。

松尾:僕は芸能事務所でマネージャーをしている早稲田のOBの先輩と話した際、「学生のうちにやりたいことをやりなさい」と言われたんです。それで、やるしかないなと思い、劇団を結成しようと、大学1年生の9月に大塚を誘いました。

大塚:その年の4月に、早稲田のサークルのある公演を松尾と観に行っていたんです。それを観たあと、その公演について話をしたんですが、僕は脚本の内容についてあれこれ言っていたのに対して、松尾は演技について話していました。

松尾:だから、大塚と組めばお互いの考えを補えあえるんじゃないかと思い、彼を誘いましたね。

大塚:僕もそれに関しては同じように思っていたので、誘われてすぐやろうってことになりました。それで、暇そうだったからという理由で、小名を誘って3人で劇団を始めました。
それから1ヶ月間は、劇団名を考えてましたね。ロゴは劇団名が決まった次の日に1時間くらいでできたんですけど。

–なぜ「あはひ」になったんですか?

大塚:もともと、松尾が「かんけん隊」がいいんじゃないかと提案してきて。「かんたろう」と「けんたろう」で「かんけん隊」というわけなんですが、僕はそれは違うなと思って(笑) それで、松尾との妥協点を探るために「かん」とも「けん」とも読める漢字を探したんです。

その中で、「間」という字を見つけて、「間」ってよく考えると、「空間」「時間」「人間」「間(ま)」とね、演劇にすごく関わってるじゃないか、と気づき、「間」を使うのがいいのでは、と提案しました。

そこから、古語で「あわい」と読み方があることを知り、「劇団あはひ」となりました。
その後、能楽師の安田登さんの著書で「あわい」についての文章を読むなどしていくなかで、劇団の方向性が固まっていきました。

安田さんは著書『あわいの力』のなかで「能の観客は、何か自分の記憶だったり、そのときの身体の状況だったりを反映させて、各々異なる風景を観ている」という内容のことを言っていて、僕はそれが演劇にとっても一つの理想になるものだと考えてます。

松尾:僕は、結成当初や旗揚げ公演『どさくさ』の稽古をしている頃は、観客へのメッセージや伝えたいことが必須だと考えていて、そういったものが見えてこその作品だと思っていました。でも、あはひでの活動を通じて、そういった考えもあるんだと視野が広がりましたね。

–劇団のなかで「あわい」というのはどう捉えられているのでしょう?

大塚:僕らの中では、「あわい」をベン図で解釈していて、二つある円の重なりの部分を「あわい」だと考えています。
ただ、それぞれの円がなにを指すか、つまり、何と何の「あわい」を考えればいいのか、ということについては、簡単には答えが出せないと思っています。
例えば、仮に安直に「作品と観客のあわい」なんかを追い求めようとしたとき、作品の完成度はあまり重要でなくなってしまうというか、観客個人に働きかけられる1シーンがあればそれだけでもう素晴らしい作品かのようになってしまう。それは違うと思うんです。

松尾:それにその考え方だと、観客に依存してしまうということだと思うし、そうなっちゃうと作品をつくるモチベーションがどうなっていくんだろうっていうのは思いますね。

大塚:なのでむしろ、その問題に取り組み続けることが差し当たりのところは重要なのかもしれない。よくわかりませんが(笑)

–では、今のところは、「何と何のあわい」かということについて実験的に演劇をつくっている感じなのでしょうか?

大塚:そうですね。そもそも、「演劇」という言葉によって狭まってしまうものがあるんじゃないかとも思います。疑えるところをすべて疑って、それでも残っているものが演劇なんだと考えてますね。

松尾:確かに、あはひでは、演劇に対する疑いというのが常に伴っているとは思います。

 

–お二人は、早稲田大学 文学部の演劇映像コース 映像系に所属してらっしゃいますね。演劇系に進まず、映像を専攻しているのもそういった演劇への疑いがひとつの理由なのでしょうか?

大塚:はい。僕はもともと、演劇よりも映画から大きく影響を受けて作品を作っています。特にエドワード・ヤンの作品には、無意識下で影響を受けていると思います。彼の作品は、画として完璧というか、例えば2時間あるうち、いつ止めても完璧な写真になっている、くらいに計算され尽くされていて美しい。まあ、それは演劇にはあまり活かせないポイントだけど(笑)
あとは、テレビドラマですね。宮藤官九郎さんのドラマが好きで、そこから演劇を見始めたので。ただ、演劇を観てておもしろいと思えるものにあまり出会わないんですよね。だから、自分が観客として観ておもしろいと思えるものを作りたいです。

松尾:僕は、大塚が出してくる脚本やアイディアをどうおもしろくするか、自分でどう表現するかを考えたい、というモチベーションでやってます。自分が観客として観ておもしろいものをつくりたい、という点では大塚と同じですね。
でも、僕はもともと高校時代から演劇をやっていて、そこでの環境から大きく影響を受けました。作品をつくる上で、テーマや伝えたいことを共有した上で、あれは違うんじゃないか、こっちがちかいんじゃないか、という話し合いがしたいと思ってました。共有するものがないと、なんでもよくなっちゃう気がして。その点は大塚と異なる点だと思います。

大塚:僕はある意味、結果主義ではあると思います。できあがったものが自分にとっておもしろければ、その過程が全く違っていたり、何をおもしろいと思っているかが異なっていてもぜんぜん関係ない。だから、一方が感動的でエモーショナルな芝居ができたと思っていて、もう一方が滑稽なものができたと思っていたとしても、それぞれの評価軸でおもしろいと思うことができればいいなと思ってます。

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明けまして。(松尾)

毎年、大晦日は生まれ育った広島県にある母の実家で過ごします。

旅行でも何でもないただの帰省で荷物がかさばるのは本当に嫌なので、ほぼ手ぶらで帰りました。
服だって、まだ広島で暮らしている弟に借りればいいやと思って。

そしたら、弟も着のみ着のままで田舎に帰ってきちゃっているではありませんか。

そのおかげで、祖父(77歳)の服しか着るものがなかった僕はさながら、無能な町内会長。
全身ベージュ男です。楽しい楽しい年越しでした。

おじいの服

松尾です。

明けましておめでとうございます!

昨年6月の旗揚げ公演『どさくさ』(←気になる方はクリック!)、11月の番外公演『短編_傘』(←こちらもクリック!)をなんとか終えた我々。良い評価も悪い評価も受け入れて、まだまだ成長する予感がします。数か月後には「平成」も終わるみたいですし、2019年が僕たちにとってどんな1年になっていくのかとても楽しみです。

本年も劇団あはひをどうぞよろしくお願いいたします!

 

白崎八幡宮です

…というわけで、記念すべき新年1発目の投稿は、主宰らしく、山口県岩国市の白崎八幡宮で、今年3月に上演されます劇団あはひ第2回公演の成功をお祈りしてきました。という話です。

 

 

 

本殿はこんな感じです

我が家の初詣は毎年この白崎八幡宮。公式サイトには、どでかくこう書かれています。
融通の神 白崎八幡宮」と。ほんと何でも叶えてくれそうな響きですよね。

でもほんとなんです。勉強を怠り腐った僕の大学合格祈願も、時期も内容も直前まで分からないようなオーディションの成功祈願も、白崎の神様は寛大に受け止め叶えてくださるんですね。本当にありがとうございます。

 

おみくじは中吉でした

 

そして、なんといっても本殿の外には、今も芸能界の第一線で活躍する方たちが寄贈したサインの数々が飾ってあります。たくさんの芸能人の皆さんが、かつて白崎の地で自らの成功をお祈りしていたんです。

たくさんのサインを見に、ぜひ白崎へ

今年のあはひは❝猪❞突猛進です

そんな芸事に関する信頼が特に厚い白崎八幡宮で成功祈願させてもらった劇団あはひ第2回公演は、2019年3月末に早稲田小劇場どらま館にて上演されます。詳細はもうすぐ公開予定です。今回も色んな意味で新しいことに挑戦しているはずです。ぜひ劇場まで足をお運びください。改めまして今後とも劇団あはひをよろしくお願いいたします!

劇団あはひ 共同主宰 松尾敢太郎

 

 

 

 

 

~追伸~
そういえば、昨年の1月20日、劇団あはひとして初めてのイベント、演技ワークショップを実施したことを思い出しました。この時はまだメンバーも立ち上げ時の3人しかいませんでした。ちょうど1年前の僕たちの活動、ツイッターをさかのぼってぜひチェックしてみてください。

第1回 稽古場レポート(松尾)

こんにちは。主宰の松尾敢太郎です。

 

松尾敢太郎 男2役

 

リニューアルされた劇団あはひホームページに新しく設けられたブログのコーナー。
とりあえずまずは主宰が更新しようということで、大塚に続きまして僕の番です。

せっかく大変立派なサイトを作っていただいたので、たくさんの人に見てほしいです。そのために僕たちもなるべく定期的にブログを更新してまいりますので、よろしくお願いします!

 

今回のブログは、第1回稽古場レポートです。

早稲田祭(11/3~4)で早稲田小劇場どらま館にて上演する『短編_傘』。
主宰の僕は役者として参加します。

 

東岳澄 男1役

 

稽古は始まったばかりですが、早くも我々頭を抱えています。とにかく難しい。
たった20~30分のお芝居なのに、空気感といいますか、ムードといいますか、を立ち上げるのが非常に難しいです。立ち方、表情、声の質など…3人の役者のうち1人が少しでも外れたことをしてしまうだけで全部台無しになってしまうみたいな。それくらいシビアな作品です。

 

高本彩恵 女1役

 

そのため、お芝居が始まっても「あ、違う」ってなったらすぐに止めてはもう一度最初から、というのをひたすら繰り返しています。基本1分も続かないです。1番最初のセリフを放った時点で演出に「あ、はい、やり直し」と言われることがざらにあります。うぱあ。

 

稽古の様子

 

さすがにみんな悶々としてきます。
6月の旗揚げ公演の時は、色んなハプニングがある中でもみんなで割と楽しくワイワイと稽古できていましたが、もう僕は諦めました。まだ3回とかしか稽古してないですけど諦めました。

今回そんな理想的な状況はたぶん1秒も訪れないです。ぴょーん!

 

理想的な状況

 

厳しい。ただ、何回もやっていると、お芝居が5分くらい止まらずに続き「今のは面白かった」と言われることだってさすがにあります。それでも5分しか続かないんですけど。いやあ難しい。

 

大塚健太郎 脚本&演出
高本彩恵 演出助手&女1役

 

しかもこれ困るのは、「あ、違う」はすぐにわかるけど、「今のは面白かった」に関しては、演じていた本人なのにピンとこないことが多い。観ている劇団員には、ダメな時のお芝居と全然違って見えるそうです。が、肝心の役者が手ごたえを具体的な実感としてつかめない…。でも、うまくいった(らしい)回が終わった後は決まって、「ちょっと楽しかったなあ」という気持ちが役者の心に残ります。

 

とりあえず場の空気を楽しんでみよう。が僕の中の暫定的な目標になっています。どうか面白い作品になりますように…。

 

頑張ります。

 

愚痴ばっかりですいません。「むずかし~い」「しんど~い」みたいなことばっかり書いても誰が見るんだろう、とか思うので、今後の稽古場レポートは少し雑談っぽい内容もあげていきます。どうぞ引き続き劇団あはひのブログをよろしくお願いいたします。

 

追伸:フライヤーがやっとこさ完成しました。表はこんな感じ。かっこいいです。公演の詳細だけを整理した投稿がブログにもあがりますので、ご確認ください。それでは。

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「劇団あはひ」は早稲田の演劇プロデュース集団です。
主宰: 大塚健太郎・松尾敢太郎。
次回『短編_傘』11/3-4(早稲田祭公演)。

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