大塚です。
いよいよ次回公演『どさくさ』のプレイベントが、明日12/9(月)早稲田小劇場どらま館にて開催されます。
立川志のぽんさんによる生・粗忽長屋、さらにサンキュータツオさんをお招きしての粗忽長屋講座と、粗忽長屋尽くしの豪華イベントです。
改めて詳細を。
『粗忽長屋』を読み解く
▶︎日時
2019年12月09日(月)
18:30開場/19:00開演/20:15終演予定
▶︎場所
早稲田小劇場どらま館
▶︎料金
一般1,000円
学生500円
▶︎演目
第一部 19:00-
落語『粗忽長屋』
◎噺家:立川志のぽん
第二部 19:30-
トークイベント「粗忽長屋をめぐって」
◎登壇:サンキュータツオ 、立川志のぽん、大塚健太郎(『どさくさ』作・演出)、松尾敢太郎(『どさくさ』出演)
敬称略
です。
『どさくさ』の題材である粗忽長屋ですが、つくづく奥が深いというか、どう考えればよいのか悩ましい、非常に厄介な代物です。
うっかり者の熊五郎と八五郎が、ある日見かけた行き倒れの死体を熊五郎自身と取り違えてしまうという、なんともナンセンスな落語なのですが、オチ(サゲ)の彼のセリフがなんとも印象的です。
自分自身(?)の死体を抱きながら、
「抱かれているのはたしかに俺だが、抱いてる俺はいったい誰だろう?」
という。
自己と他者の境が曖昧になってしまった、きわめてシリアスな瞬間を、笑いに包んでさりげなく提示してしまう落語の粋に打ちのめされます。
これをなんらかの形で演劇に置き換えたい……という、ほとんど無謀なことをやろうとしているのが今回の『どさくさ』なのですが、いやはや、悩ましい。
そこで、立川志のぽんさんとサンキュータツオさんという落語のプロフェッショナルであるお二人をお招きし、多角的にこの噺に迫っていこうというのが趣旨です。
芝居はどうでもいいけど落語は興味があるな……という方も、是非是非お気軽に、お越し下さい。
終演後、受付にて『どさくさ』のチケットも、役者たちが手売りします!
何卒!