制作の小名です。時々稽古場に赴いては、稽古を見守っています。というわけで今回は僕がその様子をお伝えします。
時々といってもまだ3回目です。
全体的に最初の頃と比べてそれらしくなってきたのだが何だかいい緊張感が失われてきている、とのことです。慣れてくるとそこからが大変ですよね。頑張りどころです。
自分は、1回目に比べてよくなったな、と思っているところなのですが。
まあ結局たまにしか稽古場を覗かないので、作品の出来についてはうまくコメントできません。困りました。さすがの小名も困りました。
なので今回は、稽古の合間に役者たちが何をしているのか、その様子を一部お見せするということで、
第2回稽古場レポートとさせて下さい。
さて、上の写真向かって右に立っているのは男1役の東岳澄です。彼はその男前な顔つきと一緒に生まれ持ってしまったO脚に悩まされています。
稽古の休憩中は、YouTubeを漁ることで覚えた浅い知識をもとにO脚の矯正に励んでいます。
彼曰く、経過はすこぶる順調なようで、「まじで効くんだよな、この運動。ありがてえ。」だそうです。
しかし、彼の眼前に立ちはだかる壁はO脚だけではありません。
舞台で通用する癖の少ない綺麗な立ち姿を目指して、東は猫背の矯正にも立ち向かうのです。
当劇団主宰の松尾敢太郎(男2役)もかなりの猫背です。
稽古が始まる前、2人で力を合わせて、長年人生を共にしてきた猫背に別れを告げようと奮闘しています。
この時の2人は、稽古が絶賛煮詰まり中であることも、衣装・小道具が全く決まっていないことも忘れて、この訳の分からない体操に興じているのです。
さあさあ。本番まであと10日を切りそうです。こんなのんきなやつらがお客様に良いお芝居をお届けできるのでしょうか。このブログを読んでいる皆様、この2人に喝を入れてやって下さい。
制作の僕はやらなきゃいけない仕事がたまっておりますのでそれどころではありません。それでは。